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導入後の資料請求数は162%アップ。歴代最高数値を記録したチャットボット施策の裏側とは
「いまの資料請求フォームと比べて、何がどう変わるのかなって不安はありましたね」。 チャットボット導入前の懸念点についてそう話してくださったのは、クラウド受付システム「RECEPSIONIST(レセプショニスト )」のマーケティングを担当する益田太貴さん。 (株式会社RECEPTIONISTのマーケティング担当・益田さん) 自社サイトのCVRを高めるため、サイト分析をするなかで「資料請求フォームでの離脱数が高い」という課題を発見。 それを解決する新たなマーケティング施策として「チャットボットの設置」を選びました。 結果的に、導入後の資料請求数は162%アップ。 月間での歴代最高リード数を記録します。 ということで本記事では、導入の経緯やチャットボット設置後の効果などについて、益田さんへインタビューさせていただきました。 聞き手は、チャットボットサービス「BOTCHAN(ボッチャン)」を開発、提供する株式会社wevnalのCS(カスタマーサクセス)リーダー・高柳魁斗です。 既存の施策に限界を感じ、チャットボットの導入を検討 (株式会社wevnalのCSリーダーを務める高柳) 高柳(以後;━━):BOTCHANを導入していただく以前で、何か他にされていたLPO(ランディングページ最適化)施策はありますか? 益田さん(以後;益田):サイトにヒートマップツールを入れてユーザーの行動を可視化したり、そのデータをもとにサイト内の構成や文言を修正したりするなどはやっていましたね。そのなかで、資料請求フォームでの離脱が多いことは、気になっていました。 ━━せっかくフォーム入力まで来てくれたのに、そこで離脱されてしまうのはもったいないですよね。 益田:そうですね。ただ当時、既存の改善だけだと限界があるなと感じていて。ユーザーの心理的ハードルを下げられる新しい施策がないかなと考えていたところ、BOTCHANに興味を持ちました。 以前から、近い事業領域のサイトにBOTCHANが設置されているのは知っていたんですよね。それで継続して使われているのは、効果が出ているからなんだろうなとは思っていました。 ━━ありがとうございます。実際に導入を本格的に検討されるなかで、何か懸念点はありましたか? 益田:いま自社のサイトで使っている資料請求のフォームと比べて、何がどう変わるのかなという不安はありましたね。正直チャットボットを設置するだけで、そんなに変わるのかな?と思っていました。 (RECEPTIONISTサービスページで使用されている従来からの資料請求フォーム) ━━御社の場合、元々フォームの入力項目が多くなかったですよね。たしかに「一問一答の会話形式で、長い質問にもサクサク答えられる」というチャットボットの魅力の1つに関しては、そこまで影響がないかもしれないです。 益田:ただ、弊社としては「可能性を感じる施策はとりあえず試してみよう」って気持ちがあったのと、最低でもCVRが0.3%高くなることを考えると、導入費用分は回収できるので、まずは設置してみることにしました。 クリエイティブの改善で資料請求数が162%アップ ━━少し半信半疑な気持ちがありながらの、ご導入だったんですね。実際にサイトに設置してみての効果はいかがですか? 益田:既存の資料請求フォームも並行して使っているので、あくまでも合算値にはなるんですけど、資料請求数はBOTCHANの導入前と比べると162%増えましたね。もちろん、外的要因や他の施策も影響あると思いますが、結果的に、月間での資料請求数が歴代最高の月も作ることができました。 ━━導入していただいた最初のころは、思うような効果を出せていなかったので、少しホッとしています。 益田:ユーザー側の選択肢を増やすという観点で、既存の資料請求フォームとBOTCHANのどちらから、ユーザー自身に合ったフォームで情報を入力してもらえるようにしたのは、良かったなと思います。 ━━そうですね。あとBOTCHANご導入後の改善施策としては、まずBOTCHANのバナー画像を目立つように大きくして、起動率を上げました。 (サイトの右下に設置されたBOTCHAN(PC表示)) ━━それからシナリオ内では、資料の画像を見せてユーザーにイメージを持ってもらいやすくするなどの改善施策もしました。クリエイティブを使った訴求ができるのは、既存の資料請求フォームとは大きく違う、BOTCHANの特長の1つですね。 (起動後のBOTCHAN(スマホ表示)。画像にて資料のイメージが分かりやすくなるような訴求をしました) 益田:あと「既存フォーム」と「BOTCHAN」、それぞれの資料請求からの商談化率を分析してみると、BOTCHAN経由の方が8%も高かったんです。いまはまだ仮説立案の段階ですが、「既存フォーム」と「BOTCHAN」を使うユーザーとの間に、なんらかの属性の違いがあるのではと考えています。 ━━おー!そうだったのですね!資料請求で終わってしまわずに、実際に商談に結びつくところまでお力添えできているのは、とても嬉しいです。 サービスの拡張に合わせて、BOTCHANの活用法も多様に ━━では最後にRECEPTIONISTの今後の展開と、それに対して弊社がBOTCHANを通じて貢献できる点について伺いたいです。 益田:今後の展開に関して1つ言うと、実は、このコロナ禍でも1年で1000社以上の導入企業様が増えていて。これまでにない、新しい需要が生まれたからだなと感じています。 ━━御社の「クラウド受付システム」というサービスの特性上、物理的なオフィスへ人が行かなくなったことは、もしかしたら市況的にはマイナスなのかなと思っていました。 益田:当初はそう思いました。しかし、コスト削減だけでなく、社員とお客様の安全を守り、かつ生産性を高めるという目的で、結果的に企業様からのお問い合わせが増えましたね。昨今の事情をふまえると、「人と人が直接会うことの希少性が高まっている」と、僕は感じています。 その機会の濃度を高める為に、できる限りノイズがない環境を作り、人にしかできないことに集中できる環境作りを、RECEPTIONISTを始めとしたテクノロジーがどんどん担っていければなと思っています。 ━━たしかに、弊社もRECEPTIONISTを導入していますが、担当者に直接通知が行くようになったことで、他のメンバーが業務に集中しやすくなりました。 益田:ありがとうございます。お役に立てて幸いです。 あともう1つ、今後の展開に関してお話すると、これからRECEPTIONISTは受付システムだけではなく、社外コミュニケーションを効率化するプロダクトにどんどん進化していきます。現状、すでにある「日程調整ツール 調整アポ」も来年度一気にパワーアップしますし、会議室管理システム「RECEPTIONIST For Space」も強化されていきます。 サービス名にしても市場からの見え方にしても、まだまだ「受付システム」一色のイメージが強いなと感じています。ただ、今後は「RECEPTIONIST=社外コミュニケーションをワンストップで効率化し、働く環境を快適にするプロダクト」に進化するので、楽しみにしていてください。 ━━それはとても楽しみです。その点に関しては、例えば「BOTCHANのシナリオ内で機能ごとに違う画像を出して、それぞれの機能が分かりやすくなるように訴求する」などのやり方でご支援できるかなと思います。これからも、さまざまな面からぜひ御社の事業をサポートさせてください! […]

BOTCHAN EFOを開いたユーザーのCV率は40%。「高い操作性」と「柔軟な対応力」が鍵
「美しく快適な空間づくり」を経営理念として掲げ、細部まで徹底的にこだわったモノづくりを行なう建材メーカー・カツデンアーキテック株式会社。同社では、室内用のシースルー階段やサイクルスタンドなど、創造性に富んだ製品を生み出してます。 2018年8月には、より多くのユーザーに商品の魅力を訴求するため、Webサイトをリニューアルしました。リニューアル後のサイト上で、CV率向上に一役買っているのが「BOTCHAN EFO」です。 今回は、同社を担当したwevnal・Chatbot AI事業部の田島秀之が、カツデンアーキテック株式会社・販促企画部兼情報システム部の西瀧元気さんにBOTCHAN EFOを導入した経緯や、その効果についてお話を伺いました。 サイトリニューアル後にCVが低下。上昇させる一手を探していた wevnal・田島(以下・田島):本日はインタビューにご協力いただき、ありがとうございます。弊社のBOTCHAN EFOを導入される前は、Webサイトの運用でどのような課題を持っていましたか? カツデンアーキテック株式会社・西瀧さん(以下・西瀧):サイトリニューアル前は平均して1ヵ月に80件あった資料請求が、リニューアル後は半分近くまで下がってしまったんです。原因は、以前のサイトでは前面に表示していた資料請求のボタンを、サイトの下部に移動させたことだと心当たりはあったのですが…… CV率低下の危機感を持ちつつも、ほかの対応に追われていたので、手を打てていませんでした。そんなとき、wevnalの田島さんから営業のお電話をいただき、チャットボットならサイト上にいつでも表示されるため、CV率の上昇が期待できるのではと、BOTCHAN EFOに興味を持ちました。 田島:最初のお電話の時点では、リニューアル直後だから様子を見たいとお伺いしたので、1か月後に改めてお電話を差し上げましたよね。 西瀧:電話でサービスの特長や機能を詳細に教えていただいて。中でも管理画面があることが大きな決め手になりました。ユーザーの離脱した場所を確認できると、PDCAを回しやすいなと。 田島:BOCHAN EFOの管理画面では、CV経過時間や会話の離脱箇所など詳細な分析ができるので、効果的な対策をしていただけるんです。 西瀧:メリットのあるサービスとはいえ、会社の予算を使うことになるので、社内調整がネックだったのですが、ツール導入費用が半額になる「IT導入補助金」を田島さんに紹介してもらって。「半額なら導入してみよう」と社内でも同意を得られました。 補助金申請の煩雑な手続きも、田島さんにフォローいただけたおかげでスムーズに進みました。田島さんのサポート力に感謝しています! 田島:いえいえ、とんでもないです。 田島:導入のしやすさはいかがでしたか? 西瀧:サイトのHTMLにスクリプトタグを1行加えるだけなので、記憶に残っていないくらい簡単でした。また、導入後の使い勝手も非常にいいですね。管理画面で、シナリオの書き換えやアイコンの変更などの作業がしやすく、感覚で使いこなせるUIだと感じています。 田島:まさに、BOTCHAN EFOは使いやすいUIを徹底的に追求したサービスなんです。 西瀧:ほかにも、表示位置の変更が手軽にできたのも良かったです。弊社のサイトでは、ページをスクロールしたとき、画面下に「ページの先頭に戻る」のボタンが表示され、それがBOTCHAN EFOの表示位置と重なっていました。その位置をずらしたいとご相談したら、田島さんがCSSの書き方を教えてくれてとても助かりました。 田島:ご希望の配置にできるよう、お力添えできて良かったです。 要望に合わせてカスタマイズしてくれる「柔軟な対応力」が魅力 田島:弊社からのサポートで、印象に残っていることはありますか? 西瀧:もともとBOTCHAN EFOが連携していない、弊社の顧客情報管理システムとAPI連携していただいたことですね。月に50~60件ほどBOTCHAN EFOからCVにいたっているのですが、資料請求していただいた方の個人情報を手作業で一つひとつ入力するのは気が遠くなるような作業ですから。ありがたかったです。 田島:BOTCHAN EFOがAPI連携している6つのサービス以外のシステムをご利用だったんですよね。API連携していないサービスであっても、ご要望があればできる限り連携させられるようにしています。西瀧さんにご相談いただいた顧客情報管理システムを無事に連携できたときはホッとしました。 西瀧:もうひとつ、CV時のメールを地域ごとの営業担当者11人に振り分けて送れるように設定してもらいましたよね。サイトのお問合せフォームからのCVの場合、CV後に担当者へメールで通知がいくようになっているので、BOTCHAN EFOからのCVでも同じことができないかと思ったんです。ただ、その振り分け方が複雑なので、wevnalさんにも苦労をかけたかもしれません。 田島:同じ都道府県のなかでも、地域が少し違うだけで別の営業担当者になるなど、複雑な振り分け方でしたよね。なので、管理画面ではなくて裏側のシステムをカスタマイズさせていただきました。社内にエンジニアチームがいるため、お客様のご要望にワンストップの開発でお応えできるのが弊社の強みです。 西瀧:「担当者が変わったので、メールの振り分け先を変更してほしい」など、とくにシステム面のカスタマイズでは、wevnalさんに何度もご対応いただきました。要望をお伝えするとタイムリーに対応してくれるので、急を要するときや忙しいときは助かります。また、連絡もすべて電話かチャットで行なっていたため、気軽に相談ができました。 田島:ありがとうございます。チャットボットにも通じるところがあると思いますが、チャットだとメールよりも気軽にやり取りができるんですよね。引き続き、すばやいレスポンスを心がけます!(笑) シナリオとアイコンを改善し、ユーザーのCV率40%を達成 田島:半年近く運用した感想を伺えますか? 西瀧:BOTCHAN EFOは今やサイトになくてはならない存在になっています。サイトリニューアル後、新商品の発表がない月の資料請求は46〜77件でしたが、導入後は毎月80件を超えています。今年2月には、ここ最近で最も多い112件になりました。新商品を発表していない月でも、これだけの数値を出せたのは、BOTCHAN EFOの効果が現れた証拠です。 田島:貴社のCV率は弊社のお客様の中でも特に高く、BOCHAN EFOを開いたユーザーのうち40%、それに1問目を入力したユーザーはほぼCVにいたっています。その理由として、西瀧さまが指定されたBOTCHAN EFOのアイコンや色味がサイトとマッチしていて、抵抗なくクリックできることが挙げられると思います。 西瀧:より効果を高めていくために、これまでに2回ほどシナリオの変更も実施しています。例えば、以前は会話の最初に「カタログを選択する質問」を配置していましたが、この質問におけるユーザーの離脱率が高いことが、BOTCHAN EFOの管理画面で確認できました。 そこから「請求したいカタログの種類を選ぶのが面倒なので、ユーザーが離脱してしまうのだろう」と仮説を立て、カタログ選択の質問をなくし、全種類のカタログをお送りするようにしました。このように改善していった結果、BOTCHAN EFOからの資料請求は他のフォームよりも多くなっています。 田島:高い成果が出ており、担当者としても嬉しいかぎりです。最後に、これから弊社にご期待いただくことを伺えますか。 […]