EFOとは?入力フォーム最適化の6つの施策と便利ツールを解説

EFO(入力フォーム最適化)とは、入力フォームの入力完了率を高めるために、入力フォームを改善する施策を指します。

EFOは、ユーザーをコンバージョン(CV)に至らせる最後のひと押しとなり、業績改善にも影響する重要な施策です。

本記事では、EFOの意味を解説した上で、ユーザーの離脱を防ぐEFO施策やツール導入のメリット、自社に適したツールの選び方をご紹介します。

フォームのCVRの改善には、会話形式でユーザーの入力負担を抑え、入力完了まで誘導できるチャットフォームの活用が有効です。

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EFOについて知っておくべき基礎知識

入力フォームの改善施策を行う上で、まず知っておきたい「EFO」の意味やその重要性について紹介します。

サイトを訪問するユーザーのなかで、入力フォームまでたどり着く人はごく僅かです。一方で、入力フォームまで進んだユーザーは、問い合わせや商品の購入などに対する意欲が高いことが予想されます。

そのため、入力フォームまで進んだユーザーは、コンバージョンに繋がりやすい層として認識し、最優先で有効なアプローチを行う必要があります。

また、入力フォームの改善は、集客対策のなかでは、比較的かかる費用や労力が小さい特徴があります。

Web広告を出す、SEO施策を行なうなど大掛かりな対策を行わなくても、コンバージョン率を上げることができるため、集客施策の費用対効果が高くなります。

EFOの意味

EFOとは「Entry Form Optimization」の略で「エントリーフォーム最適化」のことを言います。つまり、入力フォームの入力完了率を高めるために行う施策です。

EFOを行う重要性

広告やコンテンツマーケティングを行うことによって集客数を確保しても、入力フォームが「面倒」、「複雑」であれば離脱の原因となり、コンバージョンを取りこぼすことになります。

しかし、EFOを行うことによって入力フォームが改善されれば、入力の完了率が高まり、コンバージョン率の改善につながります。

つまりEFOは、ユーザーがコンバージョン地点に到達するかどうかに直結する、とても重要度の高い要素なのです。

EFOの離脱の原因や改善策について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください↓

フォーム離脱の原因と理由

意欲を持ったユーザーが入力フォームから離脱してしまう大きな要因は、「入力フォームの使いづらさ」です。

他にフォーム離脱の主な原因として挙げられるのは以下のようなものがあります。

・誤って入力フォームに辿り着いた
・入力フォームが長すぎる、複雑すぎる
・セキュリティに不安がある

そこで、フォームの入力において、ユーザーが何に対してストレスを感じてしまうのかを把握し、対策に繋げましょう。

入力フォームのデザイン

入力フォームを使いづらくしている原因の1つが、入力フォームのデザインです。

たとえば、入力フォームの文字が小さすぎる、各項目の行間が狭い入力フォームでは、画面が小さいスマートフォンでの入力が困難です。

小さい字が見えにくく、パソコン操作に不慣れな高齢者も入力がスムーズに進まず、途中であきらめてしまうかもしれません。

また、入力ミスや漏れのエラーがある度に、多くの項目を再入力しなければならない仕様になっていれば、非常に面倒に感じられてしまうでしょう。エラー原因が分かりにくいデザインも問題です。

入力項目に問題がある

フォームの入力項目に問題がある場合も、ユーザーが使いにくいと感じてしまう原因となります。

入力項目が多すぎると、入力フォームを開いただけで離脱するユーザーが出てきます。リセットボタンと送信ボタンが並んで配置されていれば、最後の最後で入力内容がすべて消える可能性があります。

入力には手間と時間がかかるうえ、再入力が必要になるとフラストレーションを感じてしまうため、離脱率の上昇に繋がってしまいます。

項目の入力方法

入力フォームの使いづらさが原因は項目の入力方法の問題も挙げられます。

リンクやバナーが多すぎる、入力フォームが複数ページにまたがった入力フォームであれば、通信の切断や、ページの読み込み直しによって再入力が必要となり、離脱率が上がります。

多数の入力項目のなかに選択式のものがなく、すべてテキスト入力であれば、入力を面倒に感じて途中で離脱するユーザーもいるでしょう。

離脱を防ぐ6つのEFO施策

次に、入力フォームの入力時に離脱を防止する、6つのEFO施策を紹介します。

紹介する6つのEFO施策を行うことによって入力完了率の改善につながりますので、サイト運営の担当者の方は、ぜひ参考にしてください。

入力項目を絞る

EFO施策を行う上で、まずやっておきたいのが入力項目の整理・絞り込みです。現在運用している入力フォームにおいて、入力を省略できる項目がないかを整理することがポイントになります。

入力項目が多く、長いフォームはそれだけで「大変そう」、「面倒くさい」という印象を与えてしまい、離脱の原因になります。

例えばECサイトの会員登録時に、個人情報と決済情報の入力を同時にリクエストするサイトがあったとします。

そのような場合、両方をリクエストするのではなく、まずは個人情報だけを受け付けて会員登録率を高め、商品購入時に決済情報をリクエストするといった、入力フォームを分散する改善方法もあります。

入力項目を明示する

入力項目を明示することも、大切なポイントになります。入力フォームにおいて必須項目を分かりやすく示すことは、入力完了率向上に直結するので重要です。

ユーザーが入力を完了したと思っても、見落としていた入力項目があると後から分かると、ストレスを感じさせてしまうことになります。

ユーザーがストレスを感じると離脱につながり、入力完了率が低下しかねません。入力が必須な項目には、入力必須のラベルを付けるなどの改善を行い、入力が必要であることを明示しましょう。

入力補助機能を拡充する

EFO施策を行う上では入力補助機能(入力支援機能)を追加することも効果的です。ユーザーは、基本的に文字を入力することが面倒だと思っています。

そこで、入力を補助するサポート機能を増やすことによって、入力完了率を改善することができます。

特にモバイル端末の場合、住所などの数字や文字を組み合わせる必要がある、長い文字列を入力することがとても面倒です。

例えば、郵便番号を入力することによって、住所を自動入力してくれる機能や、再入力の際に前回の入力情報を自動表示するなどの入力補助機能を追加することが効果的です。

進捗度合いを示す

入力の進捗度を表示することも、ユーザーの不安を解消することができるという点で効果的です。

入力フォームの入力を進めているときに、ユーザーは「後どれくらい入力する必要があるのか」、「現在入力している項目は全体のうち、何パーセントくらいなのか」など、入力しなければならない目安が分からないと不安になるものです。

入力の進捗を表示することによって、ユーザーに達成感を与えると同時に「あと少しで終わるのだから入力しよう」という気持ちになってもらい、入力完了を促すことができます。

エラー項目を視認しやすくする

EFO施策の中でも、エラー項目をリアルタイムで通知する機能の追加は効果的です。せっかくたくさんの入力項目を入力したのに、後からエラーを指摘されると、ユーザーは徒労感を感じてしまい離脱に直結します。

あらかじめ入力方法をアナウンスした上で、それでも入力エラーがある場合は、なるべくリアルタイムにエラーを通知(リアルタイムアラート機能)して、修正を促すことが重要です。

例えば、数字の半角入力が条件のフォームに全角で入力してしまった場合、「半角で入力してください」といったアラートをリアルタイムで通知したり、入力枠の色を変えてエラーを通知したりする方法があります。

信頼性・安全性を高める

入力フォームによっては、氏名や電話番号、収入、勤務先などの公にしたくない個人情報の入力を要求することがあります。

インターネット上で、個人情報を入力することに対しては、多かれ少なかれ不安を感じるユーザーもいるので、信頼性・安全性をアピールすることが大切です。

例えば、セキュリティー対策を行っていることや、個人情報の取り扱いを適切に行っていることなどを、分かりやすく明示してアピールする方法があります。

EFO施策の中でも、信頼性・安全性の担保は重要な要素になる以上、必ず対策しておきたい項目です。

改めて、離脱を防ぐ6つのEFO施策をまとめると以下のとおりです。
是非参考にしてみてください。

EFOツールを導入するメリット

離脱を防ぐ6つのEFO施策を紹介しましたが、EFO施策を人の手だけで行うにはあまりにも時間と労力がかかり、なおかつできることにも限界があります。

そこで、EFO施策をサポートしてくれる「EFOツール」を活用することによって、リソースの節約やより高度な施策を実行することが可能になります。

ここでは、EFOツールがどのように役立つのかを紹介します。

EFO施策を効率化できる

EFO施策は、入力フォームのテキストやデザインといった細かい修正を行うほか、ページ遷移などの内部システムに関わる修正も発生します。

通常、このような修正・メンテナンスを行うためには、プログラミングなどの技術的知見をある程度持っている専門家が必要となり、改善の難易度が上がってしまいます。

しかし、EFOツールの豊富な機能を活用することによって、さまざまなカスタマイズを専門家ではない、担当者ベースで行うことが可能になります。

例えば、リアルタイムアラート機能の実装や背景のカラーリング変更、入力補助機能の実装などをEFOツールの機能で実装できるのです。

EFO施策は、定期的に改善することで、より大きな成果を出すことが可能となります。

担当者ベースで改善施策を実行できるEFOツールを導入すると、スムーズに改善ができるようになり、さらなる成果を期待できます。

機能・オプションが豊富

EFO施策において、入力フォームを修正する際にエンジニアとやり取りをしたり、あるいは自分で修正をしたりするには、工数がかかり業務の負担が大きくなります。

しかし、EFOツールがあれば、専門的な知識がない方であっても、ツールの管理画面から簡単に入力フォームをカスタマイズ・修正することが可能です。

そのため、EFOツールを導入すると、専門知識を身に付ける時間や、エンジニアとのやり取りなどの工数を削減することができます。

その結果、早いサイクルで改善施策を行えるようになり、業務効率が格段に向上するのです。

施策の効果検証が容易

EFO施策に取り組む上で、施策を行った後の効果検証は欠かせません。

例えば、従来の入力フォームと比べて、施策を実施した後の入力フォームは「入力完了率が改善したのか、改悪したのか」や「それはどれくらいなのか」などの検証が必要になります。

しかし現実的には、さまざまな入力フォームのパターンを試す中、施策の管理や効果検証を人の手だけで行うのは簡単ではありません。

このようなケースにおいても、EFOツールにはA/Bテスト機能やレポート機能が搭載されているものがあるため、施策に対する効果検証が容易になります。

EFOツールを導入することによって、「施策の立案・施策の実施・効果検証」のサイクルを効率的に回せるようになり、より早く成果を出せるようになるのです。

自社に合うEFOツールの選び方

次に、自社に合うEFOツールの選び方を紹介します。自社の状況に合うEFOツールを選ぶことによって、より高い費用対効果を期待できます。

必要な機能・オプションが盛り込まれているか

EFOツールには、リアルタイムアラート機能や入力補助機能、入力フォームのデザイン変更など、さまざまな機能・オプションがありますが、ツールによって備えられている機能が異なります。

機能・オプションを自由かつ容易にON/OFFできるか、どの程度自由にカスタマイズできるのかなどの使用感もツールによって異なる部分です。

機能の拡張性やカスタマイズ性が高いEFOツールの方が、さまざまなケースに対応できるため、便利であることは間違いありません。

しかしその反面、使いこなす難易度が上がってしまい、せっかく導入したEFOツールの機能を十分に使いこなせず終わってしまうケースもあります。

EFOツールを導入する際に大きな失敗を防ぐためには、大前提として自社にとって必要な機能・オプションを整理し、「自社に合った運用が可能なツールなのか」を検討することが不可欠です。

導入にはコストがかかるので、自社の状況に合った機能・オプションを整理して、費用対効果の高いEFOツールを選びましょう。

サポート体制が充実しているか

EFOツールは導入して終わりではなく、定期的に効果検証をしながら何度も改善・修正を繰り返していくプロセスが必要です。

導入後にEFOツールを最大限活用するためには、ツールベンダーのサポートが不可欠で、ベンダーとは長期的な関係を築いていくことが大切になります。

そこで重要になるのが、ベンダーのサポート体制がいかに充実しているのかを見極めることです。

導入時の初期設定はもちろん、運用後のカスタマイズに対するアドバイスや技術面のサポート、EFO施策のアドバイスやコンサルティングなど、どのような体制で長期的にサポートしてくれるのかをチェックしましょう。

実際に導入してみたものの、サポート対応が充実していなければ、うまく運用に乗せられなかったという結果にもなりかねません。

ツールを推薦・決定する立場にある方は、必ずサポート体制についても検討しておく必要があります。

費用対効果が高いか

一般的にEFOツールを導入する際は、導入時にかかるイニシャルコストや、月々のランニングコストにばかり注目しがちになるものです。

しかし、EFOツールは長期的に改善施策を繰り返すことによって、費用対効果が表れるものです。

導入時にかかるコストも確かに重要ではありますが、目先のコストや成果だけではなく、長期的なバリューを検討することが重要なポイントになります。

具体的には「ツールによってどのくらいの工数削減効果が期待できるのか」、「ツールの費用に対して見合った効果を期待できるのか」などを検討することが大切です。

自社の抱えている課題と、検討しているEFOツールに求める役割を整理しながら、どのツールの費用対効果が最も高いのかを比較検討することが欠かせません。

EFOにチャットボットを活用した事例

チャット形式のUIは入力もしやすく、親しみやすさを与えるため、チャットボットを使うことで項目入力時のストレス軽減に繋がります。

ただし、入力フォーム画面の仕様やシステムの使いやすさが重要なように、チャットボットもユーザーが使いやすいものを導入することが重要です。

チャットボット上で決済が完了できたり、自動入力機能が導入されていたりと、ユーザーの利便性が高いシステムを選びましょう。

本見出しでは、実際にチャットボットを導入して、入力フォームを最適化した事例を紹介します。

チャットボットについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください↓

CVRが117%改善

ビズメイツ株式会社

画像引用:https://www.bizmates.jp/

企業の課題:離脱率の高さ
導入の目的:会員登録数の増加
導入後の成果:全体のCVRが117%、スマートフォンからのCVRが133%改善

オンライン英会話レッスンを提供する「ビズメイツ」では、無料会員を増やすための効果的な施策を考えていました。

まずは無料会員登録を行なう、通常の入力フォームの最適化を行ったものの、離脱率はなかなか改善せず。

さらなる対策として導入したのが、チャットボットです。

その結果、導入前月と比較して全体のCVRが117%、スマートフォンからのCVRが133%改善しました。

サービスの仕組みをチャット形式でシンプルに伝えることで、ユーザーの理解を得ることができ、成果につながった事例です。

こちらの事例に関する詳細にご興味のある方は、こちらの記事をご覧ください↓

前年比131%のCVを達成

株式会社夢真

画像引用:https://www.oreyume.com/

企業の課題:CVRの低さ
導入の目的:エントリー数の増加
導入後の成果:前年比131%のCVを達成

夢真ホールディングスでは、建設業界に特化した求人サイト「俺の夢」でチャットボットを導入。

サイトの右下に設置された黄緑色のデザインのチャットボット

求人サイトのエントリーフォームは、個人情報や職歴、希望年収など入力項目が多く、どうしても離脱者が多くなりがちですが、チャットボットからもエントリーできるようにしたことで、前年比131%のCVを達成しました。

無機質なフォームではなく、チャットボット形式での入力にすることで心理的なハードルが下がり、それがプラスに働いたと言えるでしょう。

こちらの事例に関する詳細にご興味のある方は、こちらの記事をご覧ください↓

資料請求数の増加

カツデンアーキテック株式会社

画像引用:https://kdat.jp/

企業の課題:CVRの低下
導入の目的:資求数の増加
導入後の成果:資料請求数が過去最多112件に増加

土地や家を買ったり、新しい家具の購入やリフォームをしたりするのは、大きな金額がかかるうえ、自身の生活の満足度に大きな影響を及ぼします。

当然、検討から実際に購入するまでの期間は長くなります。

顧客一人ひとりの検討期間が長くなるため、不動産・インテリアの事業者側としては、一人でも多くの購入検討者との接点を持っておきたいところ。

室内用のシースルー階段やサイクルスタンドなど、創造性に富んだ製品を展開する建材メーカーのカツデンアーキテック社では、自社サイトからの資料請求数が激減したことを機に、チャットボットを導入。

情報の入力をしやすいチャットボットという新たな入力フォームを設置した結果、これまで46〜77件程度であった月間の資料請求数が、導入後には112件にまで到達しました。

結果として、これまで以上に数多くの購入検討者と接点を持つことに成功しました。

こちらの事例に関して詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください↓

まとめ

EFO施策は、コンバージョン率の改善に直結する重要な施策の1つで、入力フォームの入力完了率を向上させることはサイト運営の担当者にとって重要な指標となります。

離脱を防ぐ6つのEFO施策を、自社の状況・課題と照らし合わせて、改善施策の立案に役立ててみてください。

また、担当者のリソースだけでは、長期間にわたって定期的な改善サイクルを回すことが困難である場合が多々あります。

そのような場合にはEFOツールの導入がおすすめです。自社に合うEFO施策に取り組み、状況に合わせて最適なツールを活用してください。

フォームのCVRの改善には、会話形式でユーザーの入力負担を抑え、入力完了まで誘導できるチャットフォームの活用が有効です。

「BOTCHAN EFO」では今使っているフォームをAIが認識して、自動でチャットフォームに変換します。

作成したチャットフォームは登録後そのまま使えるので、面倒なシナリオ設定などは最小限にチャットフォームを導入・活用することができます。

まずは、チャットフォームジェネレータで自社のフォームをチャットフォームに変えてCVR改善を体験しませんか?

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