問い合わせフォームの作成方法と効果につなげる7つの成功ポイント

Webサイトの問い合わせフォームは、会社のイメージにも関わり、顧客との関係構築をする上でも重要な窓口になります。

そのため、問い合わせフォームや問い合わせページ全体を整備して対応の質を高めることは、顧客満足度やマーケティングの観点からも重要です。

本記事では問い合わせフォームの3つの作り方や、成功ポイント、問い合わせ対応の質を高める意義やその手段をご紹介します。


「BOTCHAN EFO」では今使っているフォームをAIが認識して、自動でチャットフォームに変換します。

作成したチャットフォームは登録後そのまま使えるので、面倒なシナリオ設定などは最小限にチャットフォームを導入・活用することができます。

まずは、チャットフォームジェネレータで自社のフォームをチャットフォームに変えてCVR改善を体験しませんか?

ジェネレータで作成したチャットフォームは登録後そのまま使えます。30日間の無料トライアルでぜひ体験してください。

チャットフォームジェネレータを試す

問い合わせフォームの3つの作り方

問い合わせフォームの主な作成方法は、CMSの付随機能を使う方法、フォーム作成ツールを使う方法、自力でコーディングをする方法の3つです。ここではそれらを順番に解説します。

CMSの付随機能を使う

問い合わせフォームの作成方法の1つ目は、WordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)と呼ばれるWebサイトを作成・管理するシステムで、プラグインを追加する方法です。

プラグインとは、基本となるソフトウェアに機能を拡張できるプログラムのことを指します。

この方法は、CMS内で必要なプラグインをインストールし、問い合わせフォームに必要な事項をカスタマイズした後、ページに反映するだけであり、手軽に利用できるメリットがあります。

導入の手間が少なく、Webサイト制作の知識が少ない方でも簡単に作成できる点が魅力でしょう。無料のプラグインを使用すれば、費用も抑えられます。

簡単に利用できるプラグインは多いので、自社サイトに合う問い合わせフォームを作りやすいのも便利です。デメリットを挙げるとすれば、プラグインによってはカスタマイズに限界がある点です。

自社サイトに必要な機能を確実に実装できるかどうか、あらかじめ確認しておきましょう。

フォーム作成ツールを導入する

フォーム作成ツールを導入して、問い合わせフォームを作成する方法もあります。HTMLやPHPといったWeb言語を利用せずに使えるため、ITに精通したスタッフが社内にいなくても比較的容易に取り入れられるでしょう。

フォーム作成ツールは、カスタマイズ性が高いものもあり、アンケートやメール、Webフォームなど、自社の用途に応じて様々な活用方法が可能です。

フォーム作成ツールを利用するメリットとしては、高機能な上、FAQ(よくある質問)やアンケートを追加するなどのカスタマイズもしやすい点が挙げられます。

また、ITに対する専門知識が不要なため、どのような企業でも簡単に取り入れやすい点も魅力です。フォーム作成ツールには、無料で利用できるツールや利用料金がかかるものまで様々な種類があります。

自動返信機能やチャット機能、レポート作成など高度な機能を備えたツールは、有料のケースが多いので予算に合わせた選択が必要です。

自力でコーディングを施す

コストをかけずに問い合わせフォームを導入するなら、HTMLやPHPといったWeb開発に必要な言語を使い、自力で実装する方法があります。

プログラミングの知識を持っているスタッフが社内にいれば、外部サービスを使うことなく導入できるでしょう。カスタマイズの幅が広いので、自社のビジネスに合わせて使いやすいように作成できます。

一方で、プログラミングの知識が必要で、Webサイトに組み込んだりテスト作業を行ったりと手間がかかる点はデメリットです。

効果につながるフォームを作成するための7つのポイント

問い合わせフォームの仕様によってユーザーが使いやすい、入力したいと思うかどうかは異なります。入力率を高め、顧客満足度アップにつなげるには、いくつかのポイントに気をつける必要があります。

ここではフォームを作成する際に意識したい7つのポイントを解説します。

必要な項目を絞り込む

ユーザーが問い合わせフォームで離脱しないためには、入力項目を絞り込むことが大切です。フォームの入力項目が多いと、ユーザーが「面倒」や「大変そう」と感じ、離脱の原因になってしまいます。

必要な項目を整理し、不要な項目はなるべく削除しましょう。

必須項目を明示する

一般的に、問い合わせフォームには入力が必須の項目と、ユーザーに任意で答えてもらう項目があります。何が必須項目で、何が任意項目なのかが分からなければ、ユーザーのストレスになりフォームの離脱につながってしまいます。

必要項目は目立つ色を用いて「必須」と記載するなどして、入力しなければならないことを明示することが大切です。

入力補助機能を拡充する

「住所」や「お問い合わせ内容」などの自由入力ができる項目には入力例を示し、入力のハードルを下げることも有効です。例えば住所を入力する際、郵便番号を入力すると住所が表示されるような、自動入力の設定を用いると親切でしょう。

また、仮にエラーなどによってフォームを再入力させる場合に、直前の入力内容を保持できると、ユーザーはゼロから入力する必要がないので利便性が高まります。

エラーアラートを設定する

入力エラーがある場合、全項目を入力し終わってからエラーを通知すると、ユーザーは「再入力しなければならない」と心理的負担に感じてしまいます。これまで入力してきた労力が無駄と感じ、離脱につながる可能性も高いでしょう。

それを防ぐためには、入力エラーがある場合は確認画面に進む前に、即時アラートで知らせることが有効です。このことで、ユーザーのストレスも軽減され入力がスムーズになります。

マルチデバイスに対応する

現在、Web利用はPCだけでなく、スマートフォンやタブレットなどモバイル端末からの利用も多い状況です。そのため、問い合わせフォームもPCやスマートフォン、タブレットなど様々な端末で利用しやすいように対応する必要があります。

それぞれの端末で使いやすいテンプレートを整えたりレスポンシブデザインを採用したりして、ユーザーがどの端末を利用していても使いやすいようにしておくと良いでしょう。

自動返信機能を追加する

フォーム送信後、企業から何の反応もなければユーザーは「本当に届いているのか」、「返信は本当に来るのか」と不安になってしまいます。

こういった不安を取り除くには、ユーザーのメールアドレス宛に自動返信を行い、問い合わせを受領した旨を伝えるようにすると良いでしょう。

ユーザーは自身が入力した内容が間違いなく送信されていることを確認できるので、安心感につながります。

信頼性・安全性をアピールする

問い合わせフォームには、ユーザーの氏名、電話番号、メールアドレス、住所など個人情報の入力をお願いするケースが多くあります。

フォームのユーザーの情報が抜き取られるといったトラブルを防ぐためには、セキュリティソフトを活用するなどして、十分なセキュリティ対策を行うことが必要です。

また、個人情報を入力させる場合、取り扱いポリシーなどを明記して信頼感を持たせるのもユーザーの離脱を防ぐために有効です。

フォーム離脱の原因と理由

意欲を持ったユーザーが入力フォームから離脱してしまう大きな要因は、「入力フォームの使いづらさ」です。

そこで、フォームの入力において、ユーザーが何に対してストレスを感じてしまうのかを把握し、対策に繋げましょう。

入力フォームのデザイン

入力フォームを使いづらくしている原因の1つが、入力フォームのデザインです。

たとえば、入力フォームの文字が小さすぎる、各項目の行間が狭い入力フォームでは、画面が小さいスマートフォンでの入力が困難です。

また、入力ミスや漏れのエラーがある度に、多くの項目を再入力しなければならない仕様になっていれば、非常に面倒に感じられてしまうでしょう。エラー原因が分かりにくいデザインも問題です。

入力項目に問題がある

フォームの入力項目に問題がある場合も、ユーザーが使いにくいと感じてしまう原因となります。

入力項目が多すぎると、入力フォームを開いただけで離脱するユーザーが出てきます。リセットボタンと送信ボタンが並んで配置されていれば、最後の最後で入力内容がすべて消える可能性があります。

入力には手間と時間がかかるうえ、再入力が必要になるとフラストレーションを感じてしまうため、離脱率の上昇に繋がってしまいます。

項目の入力方法

入力フォームの使いづらさが原因は項目の入力方法の問題も挙げられます。

リンクやバナーが多すぎる、入力フォームが複数ページにまたがった入力フォームであれば、通信の切断や、ページの読み込み直しによって再入力が必要となり、離脱率が上がります。

多数の入力項目のなかに選択式のものがなく、すべてテキスト入力であれば、入力を面倒に感じて途中で離脱するユーザーもいるでしょう。

質の高い問い合わせ対応を実現する意義

ここまで問い合わせフォームを作成する際に意識すべきポイントを紹介してきましたが、クオリティの高い問い合わせフォームを作成することで、様々なメリットが生じます。

ここでは、質の良い問い合わせフォームがもたらす3つの効果をご紹介します。

カスタマーサポート

問い合わせフォームは、カスタマーサポートの重要な要素の1つです。問い合わせフォームは顧客や潜在顧客にとって企業への窓口であり、問い合わせフォームによって印象が左右されることもあります。

仮に「問い合わせフォームが複雑で利用しにくい」、「問い合わせに対する対応が悪い」など、顧客の心証を損なってしまった場合、その企業のイメージまで落ちてしまう可能性もあるのです。

問い合わせフォームに入力しやすかったり、問い合わせに対して迅速かつ丁寧な対応があったりすると、顧客満足度のアップにつながり、顧客との信頼関係を構築しやすいでしょう。

CV(コンバージョン)

問い合わせフォームの利用者の中には、商品の購入を検討しており、その疑問を解消するために利用している潜在顧客も存在します。

しかし、問い合わせフォームが複雑だったり、必要な回答が得られなかったりすれば、顧客獲得機会や収益機会を取りこぼしてしまうでしょう。

こういった機会ロスを防ぐためには、質の高い問い合わせフォームを用意し、丁寧な対応を行うことが必要です。

フォームの良し悪しを分析し、改善することでユーザーの離脱率を引き下げ、着実にCV(コンバージョン)まで誘導する効果が期待できます。

リソース軽減

問い合わせフォームが煩雑だとフォームが使用されず、その代わりにコールセンターなどに対して問い合わせが集中し、スタッフへの負担が増えかねません。

また、フォームの設問が適切に設定されていないと、スタッフがユーザーへ後から確認する手間などが生じ、お互いに余計な負担が発生してしまいます。

簡単に利用できて、なおかつ問い合わせ内容に過不足がないフォームを用意すれば、スタッフの業務負担軽減やリソースの節約にもつながります。

そのためには、問い合わせフォームの内容を精査し、ユーザビリティにこだわって設計すると良いでしょう。

問い合わせフォームの最適化について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください↓

問い合わせ対応をより高品質化・効率化するための手段

問い合わせ対応をより高品質化かつ効率化することで、ユーザーも企業側もより良い結果につながります。ここでは、問い合わせ対応の質を高め、効率化するための手段を3つご紹介します。

顧客行動・過去ログの分析

まずは、顧客の行動や、過去の問い合わせ履歴などを分析し、「どのような問い合わせ内容が多いのか」、「利用者は潜在的にどのような困りごとを抱えているのか」を洗い出すことが必要です。

こういった事柄を分析することで、そのサービスや商品に対する強みや弱み、顧客行動の傾向などを把握できるでしょう。

その上で、問い合わせフォームの改善によって対応できる内容と、対応が難しい内容を整理します。対応できるものについては、問い合わせフォーム内を改善し、必要な場合は機能として追加しましょう。

例えば、問い合わせを多く受ける内容は、自由記入方式ではなく、その内容を選択できるようなボタンを設置すると、顧客が入力操作を省略できるので利便性が高まります。

FAQシステムの活用

顧客からの問い合わせは、いわゆる「FAQ」つまり「よくある質問」が大半を占めるのが一般的です。よくある質問に対する回答はパターンごとにまとめてFAQ集ページを用意することで、対応の労力を削減できます。

また、顧客にとっても問い合わせフォームに入力する手間が省け、すぐに疑問が解消できるという利点があります。

FAQが大量にある場合は、FAQページを構築、管理するFAQシステムを使うことで問い合わせ対応が効率化します。

状況によって、問い合わせフォームを利用すべきか、あるいはFAQシステムを利用すべきかは異なるので、自社サービスや商品に合わせて適切な方法を選びましょう。

FAQシステムについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください↓

チャットボットの導入

チャットボットとは、ユーザーが入力したテキストや選択した選択肢に応じて、文章や選択肢などで自動返答するプログラムのことです。

Webサイトにチャットボットを設置することで、ユーザーは365日24時間気軽に問い合わせができ、スピーディに回答を得られます。

チャットボットは事前に設定されたシナリオに沿ってユーザーの質問に答えるタイプと、AI(人工知能)が学習して精度の高い回答ができるタイプがあります。

チャットボットを利用すれば、ユーザーの質問に対してスピーディかつ正確な回答が可能になるため顧客満足度アップやCVR(コンバージョン率)アップにつながります。

また、事業者側も問い合わせ対応を自動化できるというメリットを得られるでしょう。

チャットボットとFAQシステムのどちらが自社に適しているかは以下の画像を参考にしてみてください。

チャットボットについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください↓

チャットボットを導入した事例

チャット形式の入力フォームは、親しみやすさを与えるため、チャットボットを使うことで項目入力時のストレス軽減に繋がります。

本見出しでは、実際にチャットボットを導入して、入力フォームを最適化した事例を紹介します。

CVRが117%改善

ビズメイツ株式会社

画像引用:https://www.bizmates.jp/

企業の課題:離脱率の高さ
導入の目的:会員登録数の増加
導入後の成果:全体のCVRが117%、スマートフォンからのCVRが133%改善

オンライン英会話レッスンを提供する「ビズメイツ」では、無料会員を増やすための効果的な施策を考えていました。

まずは無料会員登録を行なう、通常の入力フォームの最適化を行ったものの、離脱率はなかなか改善せず。

さらなる対策として導入したのが、チャットボットです。

その結果、導入前月と比較して全体のCVRが117%、スマートフォンからのCVRが133%改善しました。

サービスの仕組みをチャット形式でシンプルに伝えることで、ユーザーの理解を得ることができ、成果につながった事例です。

こちらの事例に関する詳細にご興味のある方は、こちらの記事をご覧ください↓

前年比131%のCVを達成

株式会社夢真

画像引用:https://www.oreyume.com/

企業の課題:CVRの低さ
導入の目的:エントリー数の増加
導入後の成果:前年比131%のCVを達成

夢真ホールディングスでは、建設業界に特化した求人サイト「俺の夢」でチャットボットを導入。

求人サイトのエントリーフォームは、個人情報や職歴、希望年収など入力項目が多く、どうしても離脱者が多くなりがちですが、チャットボットからもエントリーできるようにしたことで、前年比131%のCVを達成しました。

無機質なフォームではなく、チャットボット形式での入力にすることで心理的なハードルが下がり、それがプラスに働いたと言えるでしょう。

こちらの事例に関する詳細にご興味のある方は、こちらの記事をご覧ください↓

資料請求数の増加

カツデンアーキテック株式会社

画像引用:https://kdat.jp/

企業の課題:CVRの低下
導入の目的:資求数の増加
導入後の成果:資料請求数が過去最多112件に増加

土地や家を買ったり、新しい家具の購入やリフォームをしたりするのは、大きな金額がかかるうえ、自身の生活の満足度に大きな影響を及ぼします。

当然、検討から実際に購入するまでの期間は長くなります。

顧客一人ひとりの検討期間が長くなるため、不動産・インテリアの事業者側としては、一人でも多くの購入検討者との接点を持っておきたいところ。

室内用のシースルー階段やサイクルスタンドなど、創造性に富んだ製品を展開する建材メーカーのカツデンアーキテック社では、自社サイトからの資料請求数が激減したことを機に、チャットボットを導入。

情報の入力をしやすいチャットボットという新たな入力フォームを設置した結果、これまで46〜77件程度であった月間の資料請求数が、導入後には112件にまで到達しました。

結果として、これまで以上に数多くの購入検討者と接点を持つことに成功しました。

こちらの事例に関して詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください↓

まとめ

本記事では、Webサイトにおける問い合わせフォームの重要性をご紹介しました。問い合わせフォームは企業の窓口として重要な役割を担っており、入力のしやすさやフォームの分かりやすさが求められます。

質の高い問い合わせフォームを追求することで、顧客満足度の向上や離脱率改善、コンバージョン率アップ、そしてカスタマーサポート業務の負担軽減につながります。

本記事で紹介したポイントも意識しながら、自社の状況に最適なフォーム作りを目指してください。

フォームのCVRの改善には、会話形式でユーザーの入力負担を抑え、入力完了まで誘導できるチャットフォームの活用が有効です。

「BOTCHAN EFO」では今使っているフォームをAIが認識して、自動でチャットフォームに変換します。

作成したチャットフォームは登録後そのまま使えるので、面倒なシナリオ設定などは最小限にチャットフォームを導入・活用することができます。

まずは、チャットフォームジェネレータで自社のフォームをチャットフォームに変えてCVR改善を体験しませんか?

ジェネレータで作成したチャットフォームは登録後そのまま使えます。30日間の無料トライアルでぜひ体験してください。

チャットフォームジェネレータを試す

チャットフォームで
資料をダウンロード

資料をメールで受取る

Request document via chatform

Receive document via mail

サービスの改善でお困りの方はお気軽にご相談ください。課題に応じた手法をご提案させていただきます。

チャットフォームで
お問い合わせ

Contact us via chatform

サービスの改善でお困りの方はお気軽にご相談ください。課題に応じた手法をご提案させていただきます。